第二ラウンドが始まった。
相手はガードを高く上げ、走るように近付いていった。
森谷は右ストレートで迎え打つが、相手はガードをしながら強引に前へ突っ込む。
揉み合いになり、森谷をロープ際まで押し込んだ。
その時、レフリーが割って入り、両手で押すゼスチャーをしながら相手に注意を与えていた。
飯島が一年生達に言った。
「アマチュアはルールが厳しいからな。反則技は覚えておけよ」
有馬が訊いた。
「あれはプッシング(相手を押す反則)ですよね?」
「露骨に押してたからな」
飯島が言い終わった時、また試合が中断になった。再び相手が注意を受けていた。
次は白鳥が口を開いた。
「い、今のは、ロ、ローヘッドですよね?」
「足より前に頭があったからな。ファイタータイプ(前に頭が出て戦うボクサー)だと結構取られ易いぞ」
相手はガードを高く上げ、走るように近付いていった。
森谷は右ストレートで迎え打つが、相手はガードをしながら強引に前へ突っ込む。
揉み合いになり、森谷をロープ際まで押し込んだ。
その時、レフリーが割って入り、両手で押すゼスチャーをしながら相手に注意を与えていた。
飯島が一年生達に言った。
「アマチュアはルールが厳しいからな。反則技は覚えておけよ」
有馬が訊いた。
「あれはプッシング(相手を押す反則)ですよね?」
「露骨に押してたからな」
飯島が言い終わった時、また試合が中断になった。再び相手が注意を受けていた。
次は白鳥が口を開いた。
「い、今のは、ロ、ローヘッドですよね?」
「足より前に頭があったからな。ファイタータイプ(前に頭が出て戦うボクサー)だと結構取られ易いぞ」


