ピピピッピピピッ

目覚まし時計が午後8時を表示して鳴り出した。

「う〜〜〜ん…うるさいよ…」

ピピピッピピ《ぽちっ》

ベッドから手を伸ばして目覚ましを止めた。
ゆっくりと意識が覚醒してく。



(あぁ…今日もあの夢を見た…)


もう昔の記憶だ。
小さい頃、お母さんよく聞いて困らせた。


(それは美月がお日様に嫌われているからよ…かぁ…)


懐かしいとふと思った。

美月は綺麗な金色の髪をを手櫛で梳かしながらカーテンを開ける。

シャーーーーッ


「おはよう、お月様」