「できたよ。」
美月は神楽の手を放す。
「ありがと。」
そういい神楽は後ろを向いてしまった。
(耳赤い(笑))
「じゃあ、私もう行くから。」
美月は少し笑いながら身を翻した。
神楽は慌てて美月の手首を掴もうとするが掴めなかった。
(2回も同じ目には合わないわよ(笑))
美月は颯爽と公園の入口まで歩いた。
「名前は!??」
神楽が大声で美月に聞いた。
「…ムーンエンジェル」
美月は神楽に振り向き微笑んで去って行った。
「え??『月天使』!?…まさか今日会えるとは思わなかったな…。」
美月が去った方向を見ながら神楽は嬉しそうに呟いた。

