わたしにとっての「平和」

そんなこといっても「やられたらやり返さなきゃ」




とか「相手が先に手を出してきたからしかたがない」という人がいるだろう。



しかし実際に勇気ある方法を選び証明しようとしている国がある。




中央アメリカのコスタリカだ。




ここは1983年に「非武装中立」を宣言し「軍隊をすてた国」として有名になった。




軍隊をもたないということはやられてもやりかえさないということだとわたしは思う。




国としてできることが一人一人にできないはずがないだろう。




「平和をつくる教育」という本はコスタリカを取材して書かれたものだがその中に小学校二年生の授業の様子がある。




「その日の課題はそれぞれがイメージする平和の絵をえがくことだった。各自思いに色鉛筆を取り画用紙にいろんな絵をえがいてゆく。ある少年は『友達とけんかして仲直りした図』。またある少女は『家族とともにいる図』。」