笑いながら言うあたしに 恥ずかしいのか、赤い顔で上の方を見る裄。 そして。 「当たり前だろ? めっちゃ好きな女、抱きしめてるんだから」 この言葉に、当然あたしの顔も真っ赤。 赤くなりながらも、なんでこんなことが言えるんだろう? 裄は。 あたしはいつも、ドキドキさせられっぱなし。 赤い顔で裄を見上げると これまた赤い顔の裄と目が合った。 恥ずかしいけれど、なぜか逸らすことができなくて。 裄の瞳に、吸い込まれそう。