先生が私を好きだといってくれた…
ずっとそばにいると…
そばにいてくれる人、私を大切にしてくれた人と出会えた喜び…
嬉しくて、嬉しくて…
あれから先生を見る目は少し変わった。
ただのチャラい先生としか認識していなかったから、ここ最近先生を見ていて新たな発見をすることもある。
最近はそれが楽しくてしょうがない。
…でも…
4月の頃より呼び出しもなく、生徒と先生の距離感っていうものが見えていて…
まぁ私も頻繁に先生に呼び出されてたら逆に怪しまれるしね。
先生のテンションに毎日はついても行けないだろうしね。
と言いつつも今はもう6月…
5月は祝日が多くて学校に行く回数自体が少なかったからあっと言う間に6月に入ってしまった…
先生と音沙汰も一切なし…
停滞期なのかな…
外を見ながらこんなことを考えていた。
今は英語の授業…
藍沢先生の授業…
意識してみると本当に綺麗な顔立ち…
鼻は通って高く、目は二重ででも男らしいキリッとしていて…
肌だって綺麗…
髪も自然に流れる前髪が綺麗…
これはモテるわ…
でもやっぱり私は先生の顔よりも声が好き…
最近はすごく愛おしく思う…
「よし!今から小テストやるぞー!」
「えええーーー!!!」
「ものは机の中にしまえよー!」
しまいおまったのを見て先生が前列に用紙を配る。
10分ぐらいで終わる小テストだった。
テスト中先生は机の間をとおり見回り。
まぁ普通の光景だろう。
でも私の隣に来た時…
そっと手を触れ一枚の紙を置いていった。
テストを書き終わってからその紙を開けた。
「俺への気持ちは強くなったか?
俺はお前がずっと俺を見てるの知ってるぞ!
見つめられすぎるとこっちは緊張するだろ!?でも嬉しいけどな!
放課後準備室で待ってる。必ずこいよ!
直斗より」
先生からのメッセージ…
テスト中にこんなものよこすなんて…
カンニングだと周りから言われたらどうするのよ!!
と思いつつも私はすごく喜んでしまった。
見てたの知ってたんだ…
気づかれないように陰からそっと見るようにしてたのに…
「はーい、おわり。後ろから前へ送れ。」
最近何もなかったから突然の呼び出しに緊張してる…
早く放課後にならないかな…
