誠の心と





そんな思いを巡らせていると、気づけば目の前に大きな建物。



あぁ…ここが屯所だよな。



もう、逃げられない。



内心焦ってるはずなのにどこかなんとかなると思う冷静な自分がいる。



はぁ…。



「着きましたよ!ではこちらに来てください!」



「…ああ。」




ニコニコしながら前を歩く男に少しばかり殺意を抱く。



後ろから竹刀で斬りかかりたかもなるが、きっとこいつは避けるだろう。



こいつは強い。



そう、オーラが物語っている。