恋愛文通

▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤


あっという間に時間が過ぎて


窓の外が、オレンジに染まる


わたしが行くのはいつもの場所


図書室



扉を開けて入ると、
ふわりと、少し古い本の香りがした


人は少なめ


少し歩けば、いつもの本棚


たくさんある本の中で
空くんは、あの本を選んでくれたんだ


それが偶然だったとしても
運命的な何かなんじゃないかって、
思ってしまう


本棚の中に収められたいつもの本を
じっと眺めていたら


胸がいっぱいになって
視界が滲んだ


…空くんからもらった手紙
まだ読んでなかった


空くんが迎えに来てくれる前に
お返事も書かなくちゃ