「バカ」

甘い時間は 早く過ぎる

夏の日の強い日差しから 優しい夕暮れに変わっていく


「なぁ 結衣」

「何?」

「お前さぁ 志望校どうするんだ」

「…」

「この前さぁ 職員会議でお前の担任が言ってたんだ まだ決まってないって オレにも気持話せないのか?」

「うん・・もう少し待ってて」

「まぁ こんな場所でましてはこんな格好で話す話じゃないよな」

自分が何も身につけないまま 先生の腕の中に居る事が 恥ずかしくなった

「さぁ 送ってくよ」

そう言うと先生が 活きよい良くベッドから立ち上がった

「キャ」

「何照れてるんだよ」

「もういい 早くあっち行って」

先生は、笑いながら下に落ちた下着を拾いバスルームへと消えて行った