極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)





『…剛。助けて。』

琴葉?


「……っ……!」




こ…こは?どこだ?




周りを見る。



病院か?




自分の体についていたありとあらゆるモノをとる。





近くにおいてあった車いすに乗る。






が、…思ったように動かない体。


足は筋肉が落ちてて細い。

床に倒れ込む。組の長とあろう俺が情けねえ。


誰もいない。




てゆうか、俺はなんで病院に?



立ち上がろうとした俺を襲う痛み。




「…いって、」




足を見る。




骨折か…と言っても俺には捻挫程度の痛みだが…





車いすで病院を回る。




ナースセンターに声をかける。