そんな日々が何日も何日も続いた。 そんな頃…。 家の電話がなった プルルルプルルル… 『はい、佐野ですけど。』 『あ!琴葉ちゃんかい?』 私のことを琴葉ちゃんと呼ぶのは大人では一人しかいない。 『はい。大倉さん。どうかしましたか?』 大倉さん。お母さんの仕事場の社長さんだ。