「私に隠し事するなんて、蓮ちゃんらしくないよ!」







隠し事·········、それは、蓮ちゃんが手術を受けるにあたって私を心配させないためにしたのだろう。





でも─────




私ってそんなに頼りないかな······?








そう思うと少し悲しくなったが、蓮ちゃんが目の前にいるのですぐに笑顔をつくった。







「やっぱり、聞いてたんだ·········。」




「私、蓮ちゃんの事は何でも知ってるんだからっ!」





実を言うとそこまで自信は無いのだが、ここは蓮ちゃんの親友として、言っておきたい!





「ふふ、じゃあこれで私は失礼するよ。」




あ、そう言えばお医者さんがいるの忘れてたよ。




お医者さんはドアを開けて出ていった。




ちょっと安心·········



あんまり、聞かれて欲しくない。蓮ちゃんとの会話。













─────それにしても、どうして倒れちゃったんだろう。