それから莉桜は、毎日私の家に来て鉛筆を持たせてくれた。 希望を持たせてくれた。 「蓮ちゃんが絵書けるようになるの待ってるからね!」 安らぎもくれた。 こんな私のために尽くしてくれる莉桜。 この手は治らないだろうけど、少しぐらいは書けるようになりたいな。