莉桜は、私が手が動かないと言ってから固まって動かない。 私も固まって動けない。 二人で固まっていると、お医者さん?が、入ってきた。 やけに深刻な顔だ。 (なんだろう?) 固まりからようやく開放された私は、お医者さんのほうを見つめる。 莉桜のほうも、固まりから開放されたみたいだ。 いつの間にか両親も座っていた。 お医者さんは、重たい口を開いた。