何が無くなっても、 何が消えてもいいから、 蓮ちゃん·········目を·········覚ましてよ·········





「お願いだから·········ぅあああっ·····!!!」






私が泣きじゃくりながら蓮ちゃんを見守ること1時間。



蓮ちゃんは目を覚まさない。




「ぁああぅうあっ·········ぁあっ·······。」





私は後ろ側を向いて、ハンカチで涙を拭く。



目も真っ赤だ。










そして、また、蓮ちゃんの方を振り返った時。