「ん·········。」







目を覚ました私に気付いた莉桜は、泣いて赤く腫れた目をこちらに向けた。





「蓮ちゃんっっ!!!!!!!!」





「·········おはよう、莉桜。」





「うぅっ·········ぅ······うぁ·········もう·········蓮ちゃんは目を覚まさないかと·········ぅぐっ·····思って·····た·········!!良かった·········ぁあぅう·········!!!」





莉桜は私の手を握りながら泣きじゃくる。
私の手にも雫が一滴、一滴、と垂れてくる。