コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】

華ちゃんは那央のことが大好きなお兄ちゃんっ子だったもんね。

もちろん、今も那央を好きなことに変わりはないんだけど。


那央はあたしとお揃いのマグカップを手に取り、中のコーヒーに目線を落としながら、優しく微笑んで言う。



「もし子供出来てそれが女の子だったら、この何倍も心配になるんだろうな」



──子供。

あたしと、那央の赤ちゃん……


何気なく言われた一言にドキッとしてしまった。

結婚してるんだから、そんな将来を考えるのは当然のことなのに。


そういえば、今まで子供の話って具体的にはしたことないかも。

あたしはもう少し二人きりの時間を楽しみたいと思ってるけど、でも那央との赤ちゃんならいつ出来てもいい気もするし……。


那央はどう考えてるのかな。

一応ずっと避妊はしてくれてるけど……

って、なんかさっきの情事を思い出しちゃって恥ずかしい!



「うわ、うまそー」

「へ!?」



一人赤面しているだろうあたしに気付くことなく、那央はテレビを指差す。