コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】

「ぅわっ!?」



驚いて見下ろすと、小さな手でいちごを持った女の子が、あたしの足につかまってキョトンとしている。

しゃがんで「大丈夫?」と聞くと、こくりと頷いてくれた。



「あはは、いちごに夢中になってたんだろうね」

「可愛いなー。でもパパママはどこだ?」



女の子を微笑ましく見る那央だけど、すぐに親を探すのは職業柄なのかもしれない。

すると、すぐに前から走ってくる人が見えた。



「こら、あーちゃん! すみません!」

「いえいえ、はぐれなくてよかっ──」



そう言いかけて、立ち上がったあたしは母親であろう女性を見て目を見開いた。



「な……奈々ちゃん!?」

「えっ、縁先輩!?」



なんと。

女の子の母親は後輩の奈々ちゃん!!

これには那央も驚きで「おぉー」と声を上げている。



「うっそ、まさかここで会うなんて!!」

「びっくりですね~! 先輩達元気でしたか!?」



高校時代よりも大人びた、清楚で綺麗な笑顔を向ける奈々ちゃん。

実は彼女、23歳の時に結婚して、その後間もなく子供も産まれたんだ。