それじゃ、準備ができたから
君を探しに向かおうか。

大好きな君を繋ぐ鎖を手にもって。


そういえば今日はちょっと寒いな。
暖炉を焚いておこうか。

あれあれ、どうしよう、蒔きがない。
仕方ないからこれらで焚こう。
綺麗な指輪が燃えていく。
綺麗な髪も燃えていく。
大好きな君の一部が、
蒔きとなって燃えていく。

何かが焦げた匂いがするな。
でも、いいのさ、大丈夫。

大好きな君の燃えた匂いを
僕が嫌うわけないじゃない。