私と君の奇跡。~語り継ぐ未来へ~



蒼空ほどではないけれど、明るめな茶髪の男の子。
いかにも元気そうな感じで…やっぱりこの人もかっこいい感じがする。


「女の子じゃ!かわええ!名前なんて言うん?」

「えっ…、花園愛実、です」

「愛実ちゃんか!名前も可愛いけん!よろしく!」


ばっと差しのばされた手を握れば、ぶんぶんと振られる。
そして私は察した。


あ、この人バカだ。
女の子大好きくんだ。


「蒼空!なんでこんな可愛い子、早ようあわせてくれんかったん!?」

「可愛いのは認める。が、大輝。落ち着けや。口説くのはだめだけん!」

「なん!蒼空!蒼空の彼女っちゃ!?ずるいけん!!愛実ちゃん、蒼空はやめて俺とつきあわん!?」

「あーもう黙らんかぁ!めぐとは今日知り合ったん!引っ越してきちょ!!つきあっとるわけなかろが!?」



目の前で行われる会話についていけない私。
な、なに…!?


「そうなんかぁ…んじゃあ愛実ちゃんはフリーなんね!?うしゃあ、燃えるけん!」

そう言って拳をあげる男の子。
ノリのいい人なんだなぁ…。
ついつい笑みがこぼれる。

「あっ、俺は横山大輝!大輝って呼んで!」

「あ、うん!」


大輝。
また友達ができてしまった。

これも全部、蒼空のおかげだ。