いつものように目覚めて、
いつものように着替える。
いつものように朝ごはんを食べて、
いつものように占いを見てから家を出る。

今日の占いは1位。
まぁ当然、これもいつもの事。
私は小さい頃から最強の運の持ち主で、いつも賭け事では勝っていた。

今日もいつものように過ごすんだろうな...
たまには何か起こってくれないかな、

ふとそう思ったとき。

「え...っ!?」

目の前に落ちてきたのは烏の糞。
危なかった... 気をつけて歩こう...。

「っひゃ!?」

ベチャッと鈍い音。
泥踏んずけた...

いつもと違う、いつもこんな事怒らないのに。
私はそう思えばあたりを見回しながらあるいて行く。
周りには走っている同じ制服を着た人達が横切っていく。

「...やっば、遅刻する!」

なんなの、本当今日は!