詩音の家に急いで向かう。


着いたと同時にインターホンを押した。

ピンポーン...


ガチャ、と玄関を開けて出てきたのは詩音。


「詩音...」



「...おかえり」


ニコっと詩音が笑う。


そんな詩音を見てると緊張が溶けて、涙腺が崩壊してしまった。


「詩音...

し、おん...


私、頑張った、よ...」


「左京...

よく、頑張ったね...」


詩音はそう言いながら、私の頭をなでなでしてくれて、背中をトントンしてくれた。


私が落ち着くまで、ずっとそうしてくれた...



ありがとう


ありがとう...


詩音...


感謝してもしきれないよ。


ありがとう...