「尚輝…?」 約束の時間に外に出ると、 スーツ姿の尚輝がいて、女の人たちに囲まれていた。 「あ、梨緒。」 尚輝はそういって、私に気づくと、 周りの人たちをかきわけて、私のもとへ来た。 私には尚輝の周りにいた人たちの視線がささる。 「ごめん、待たせた?」 「別に。行こう。」 「うん。」 尚輝は私の手を引いて、大学を出た。