「ごめん、茉菜。 急に用事できたっ。」 私はそういって、鞄に荷物をつめる。 「どんな用事?」 「あとで説明するから。 先生には、適当に誤魔化して。」 「了解。あとでちゃんと教えてね?」 「うん。」 クラスのみんなの視線をあびながら、 私は急いで教室を出た。