でも、襟につけてるピンの色が黄色だから、3年生。 ちなみに、私たち2年は桃色で、1年生は青色。 「あの…、どちら様ですか?」 「私は、尚輝さんの恋人ですわよ。」 恋人…?! 私はその言葉を聞いたとたん、胸が締め付けられるようだった。 とりあえず、平然を装い、聞き返す。 「本当に…?」 「ええ。 尚輝さんは、私のダンナ様になる方なの。 アナタみたいなのとは釣り合わないの。 今後、尚輝さんに近付かないで下さる?」