私達は昼食を食べに行くため、食堂にいった。券を買うために並んでいると、コケて前に並んでいた人にぶつかってしまった。
「わっ……! ご、ごめんなさ……あっ」
神城君だ。
――トクン。
「あ、タコ女」
「私、タコ女って名前じゃないから!」
「じゃあなんていうの? 名前」
「尾崎立夏だよ!」
「ふーん……かわいい名前じゃん」
――トクン。
「すみませーん、早くしてくれませんかー? そこのイチャイチャカップルさん」
私の2つくらい後ろに並んでいる人にそういわれた。
……って…………
カップルぅ!!??
「ち、違います、私達付き合ってなんか……!」
「尾崎、早く食券買お」
「えっ、あっ、うん……きゃ!」
神城君についていこうとしたらまたコケてしまった。その時、神城君の方によろけて抱きついてしまった。
「……!! ごめんなさっ……」
私は慌てて神城君の腰に回した腕を離した。
「……ったく、……お前、ドジだな。じゃあな」
神城君は食券を買って歩いていった。
神城君……少し顔が赤かった気がするけど……
気のせいかな?


