「――立夏! 大丈夫だった!?」
教室に入ると、健吾と有理がこっちにきた。
「うん、ちょっとだけまだ痛いけど大丈夫だよ! 運動会までに回復するといいけど……」
「そうだな……あ、アイツは? 立夏を保健室に連れてったやつ」
「あー……神城君? 廊下で女子に囲まれてるわよ。ほら、あそこで」
有理が指をさしたところを見てみると確かにいた。
廊下でたくさんの女子に囲まれている神城君の姿が……。
――なんでだろう、なんか……なんか……
女子に囲まれている神城君を見ていると……モヤモヤする。
「……立夏? どうしたの?」
「……え? あ……ごめん、ちょっとトイレいってくる!」
私はトイレに向かって走った。
私は個室トイレに入って鍵をかけ、大きく深呼吸をした。
「……ッあ〜もう! なんで神城君のこと……!! まさか私、神城君のこと……」
……好き……なのかな……?


