でもこんな毎日も、今日で終わりだ。
帰りのHR
「「「さようなら」」」
帰りのHRが終わると先生が職員室へ戻る。
そしてクラスの半分くらいの人達が自分のところへ来る。
「昨日言ってた金、用意できた?」
「あそこの店のバッグ、ちゃんと盗んできた?」
「きたねー」
「おまえがいるだけで、空気がにごるんだよ」
「いっつも黙って…なんかしゃべれよ!反論しろよ!うぜぇんだよ!!」
あぁ…うるさいうるさいうるさいうるさい
『……さい…』
「あ?」
『うるっせぇーよ!毎回毎回なに?!あたしなんかした?毎日飽きないの?!毎日毎日しつけーんだよ。ぶす?クズ?なんもできない?そんなことわかっとるわ。消えろ?死ね?あぁいいよ。どーせ今日で終わりだ。お前らがあたしを殺したことになる。精神的に痛めつけて、何が楽しい?
長いあいだ、ご苦労様でした。もう会うことはないので、安心してください。』
ガラガラッ バタンッ
……言いきれた…
少しスッキリしたな
