午後の授業なんて全然頭に入らない。 斜め後ろの席… 蓮が気になってしょうがない。 頭の中から、蓮の言った言葉が離れない。 っていうか、怒ってるだろうなぁ… 「はぁ…」 「ため息つきすぎだろ…」 右隣から声がする。 「あたしも色々あるんだよ。ため息ぐらい…ついちゃうよ」 「ふーん…」 そんな事を言っていると午後の授業はすぐに終わってしまった。