その時 ピュ〜… バンッ!! 「「あ!!」」 蓮と声が重なった。 「ねぇ蓮、すごくキレイじゃない!?」 「あぁ…そうだな」 花火を見ながら、蓮の顔をチラッと見る。 か…かっこいい… 「…なんだよ」 やばい! 「別に…!なんでもない!」 ちゃんと誤魔化せたかな? “蓮の近くにいられますように” あたしは花火にそっと願った。