6時少し前。 やっと会場の入り口についたのはいいけど… 「まじかよ…」 「あたしもビックリ…」 人が多すぎる! 普通に歩くのも大変。 こんな状況で美希と篠田くんと合流できるの!? その時聞き慣れた音楽が鳴った。 電話! 着信は美希からだった。 「もしもし美希!いまどこ?」 『いま向かってるけど人が多くてなかなか行けそうにないの…蓮くんと少し見てきたら?花火大会始まるまで50分近くあるし…』