玄関で待つこと数分。 「…行くぞ」 「う…うん!」 蓮の私服がかっこいい… そして金髪が似合う… 今更なんだけどね。 っていうか蓮、歩くの速い! 「蓮まってよ!」 「おせぇ…」 「うわっ!」 あたしの手首を引っ張りながら蓮が歩き出した。 「痛いよ!」 「うっせぇから黙ってろ」 そういいつつも、腕じゃなくで手を握ってくれた。 「蓮…」 「…勘違いするな」 「うん!」 わかってるけど、顔は少しニヤけてしまう。