「ん…とれた」 蓮の手には米つぶがついている。 「…口開けろ」 へ…へ!? 「…はやく」 あたしは恐る恐る口を開けると、蓮の手が再び口に近づいてくる。 「ん…」 米つぶだから、味なんてわからない。 それよりも…この状況って…!! なんだか恥ずかしい。 「お前さ…」 蓮の手はあたしの頬に触れた。 ドキッ… だめ、体内温度上昇しちゃう…