「…じゃぁドリブルからだ」 そう言って蓮は色々なパターンのドリブルを見せてくれた。 「じゃぁまずは右手でやってみろ」 蓮があたしの手にボールを渡した。 「うん…!」 蓮からボールを受け取った。 …のはいいけど、蓮が目の前から動いてくれない。 「…蓮…?」 ドクン…ドクン… 少し上を見上げると、少し怒ってるような顔があった。 「おい…顔赤いぞ」