新八っつぁんと左之さんの叫び声がだんだん遠くなる。 遠くなる。遠くなる。 一足先に、行くぜ。 皆は、生きたい分生きろよ。 俺のところに来たときは、あの世の事いっぱい教えてやるからよ。 それまで俺も、ゆっくり一人で酒でも飲みながら待ってるからよ。 そうして俺の意識はぷつりと途切れた。