秘密の時間

「じゃあ今日はそろそろ帰るか」

もうちょっと一緒にいたかったな。

でももう外真っ暗。真冬だもんね。

「また、その顔する。だからいじめたくなるんだよな。」

私の顔が一気に熱くなる。
「暗いし送ってくよ。」

「え!いいよ!のぼ…あ、省吾が帰るの遅くなっちゃう…。」

省吾は少し笑ってから答えた。

「俺のことは気にすんな。」
「ごめんね、ありがと!」

「おう。じゃあ俺着替えてくるから、下駄箱で待ってて!」

そう言って省吾は更衣室に走っていった。