秘密の時間

そう言ってから強く抱きしめられた。

そしてまたあの甘い声で…。

「小雪…」

私の名前が呼ばれる。

好きな人に呼んでもらうだけで、全然違う名前のように聞こえてくる言葉。

魔法の言葉みたい…。

そうすると、省吾はゆっくりと私を体から離す。

「俺も小雪って呼ぶ」

「省吾…。」

「泣いてんじゃねーよ笑」

いつのまにか私は少しだけど泣いていた。

省吾が私の涙を拭ってくれる。

「二人だけの秘密な!」

最高な笑顔で言ってくる省吾。

二人だけ…。

「うんっ!」

二人だけの秘密の時間。