秘密の時間

もう、いや!

「なんなの!自分は名前で呼べとか言っといて私のことは名前で呼んでくれないの?」

私は少しむきになってしまった。

その言葉にびっくりするような顔をする省吾。

私はその場にいるのが嫌になって走り去ろうとしたその時…。

また腕を引き寄せられ抱きしめられる状態に。

私の心臓が大きく鳴り出す。

「ごめん…。俺、ちょっとわがままだったな。」

え…。

「少し焼きもち妬いてたんだ。片山、他の男子のことは名前で呼ぶくせに俺のことだけは名字だったから。」

そんなこと、考えてたんだ…。

「ごめんな…。」