パタパタと去っていく2人。 その後ろ姿を見ていた奏くんが、いきなりぱっ、とあたしへ視線を移した。 「なんか、あったかいものでも飲みますか」 そして、近くにある自動販売機を指さして、にこっと笑った。 ひぇぇええ! かっこよすぎる! 「は、はい……!」 申し訳ない気持ちでいっぱいのはずなのに、あたしの顔には、笑みが広がっていた。 あたしって、つくづく単純だなぁ。 : ・ *