カレの黒目がちなくりっとした瞳と、あたしの瞳がぶつかる。 それだけでも、心臓が有り得ないほど高鳴った。 しゃがんでいるカレと、目線を合わすために、あたしも膝に手をついて膝を曲げる。 するとカレは、後ろにいた2人とあたしを交互にキョロキョロと見て。 「……え、俺?」 驚いたように、目をパチパチしばたかせながら自分を指さした。 その姿が可愛すぎて、ずきゅんっと心臓を矢で射抜かれるところだったけど、 平常心を保って、あたしは頷いた。 「は、はい。……俺です」