「ヒナ…先輩…」 あたしとレンは、放課後の教室に居た。 「…ヒナって呼んでよ。」 「…いいの…?」 「うん。もう、いいんだよ。」 「…ひ…なっ…」 あたしはレンに強く抱きしめられた。 「じゃあヒナは俺のもの?」 「…うん…」 「…ヒナは…俺の彼女…?」 「うんっ…!!」 あたし達はお互いに微笑みあった。 どんなときでも、やっぱりレンの笑顔は綺麗で。 愛しいなあって思う。