生徒会長は王子様!?

「…んん」


私は起き上がり辺りを見回す。


ここはどこだろう?


そこには立派な庭園が広がっていた。

中央には噴水があり
道には赤と白のバラのアーチが続く…

そしてそのアーチの奥には
ファンタジー世界にでもでてくるような
立派なお城。


一体何が起こったのだろう?
確かあの本を開いたら突然不思議な光に包まれて…

そういえば会長は?


「会長~?」

「……い」


どこからか声が聞こえる…


「…おい!」

「あ、ごめーん☆」


声がしたのは私の下からで
どうやら会長を下敷きにしていたらしい。


いっけなーい!
可愛い会長を潰しちゃった☆


「変なこと考えただろ」

「考えてないですはい」

「お前、本ばっか読んでないで少しは痩せろよ」

「はい!?女の子に向かってそんなこと言う!?」


全くこの男にはデリカシーというものがないのか!

そんな私のことは無視して上体を起こす会長。


「ここ、どこだ?」

「わかんない…
気がついたらここにいた」


ただ本を開いただけなのに
こんなことになるだなんて…


私も会長も戸惑っていた。

しばらく考え込んでいた会長が


「とりあえず、ちょっと調べてみよう」


と言って立ち上がる。


そうだよね
もしかしたら誰か知ってる人がいるかもしれないし!


「うん」


そうして動こうとすると…


「王子!!」

「貴様、何者だ!」