するとロキ君は屋根の上から軽々と地面に飛び降り、僕と並んで歩き出しました。
あんなつまんないもん出られるかよ
シャミやリオはちゃんと行ってるんだな
楽しいか?
楽しいとかそういう問題じゃなくて・・・
その日の出来事やお知らせがあるから出ないといけないんですよ
ロキ君はつやつやしたきれいな茶色い猫です。
とっても面倒くさがりやで遊ぶことにだけ熱中する自由猫ですけどね。
とはいえ、ロキ君は僕の集団の仲間です。
最初は僕とロキ君だけだったんですけど
ロキ君がたくさんの友達を連れてきて
多いんだからいっそ集団作っちまえ
ということで集団となりました。
僕はロキ君を頭猫にすすめたんですが、
いやだ
メンドくさい
ばかりで仕方なく僕がなったんです。
ロキ君が言い始めたことなのに・・・。