「大和こそ、なんでここに?大和の家から少し遠いよね?」


「気に入ってる奴がここしか置いてないんだよ…俺だって、近くのコンビニにあってくれればと願っている」



ここだけしかないって…それって結構マイナーな商品ってことかな?


かごに大量に入れていくお菓子を見ると、『ポテトチップス 濃厚5倍チーズ!』の文字が。


うわっ、これは…食べたら胸焼けしそうな商品だ!




お会計を済ませた私たちは、大和の誘いもあって花音と行った公園へ。


そこにある大きな噴水の近くのベンチに二人で座った。


時間も時間だから、全く人がいない。居ても通行人がちょっと…



「あのさ…」


「ん?」



話を切り出してきたのは大和。


ライトアップされた噴水の光りが彼の顔に当たる。


そういえば、大和と二人っきりで話すのは告白の返事以来かも…