テントから少し離れた炊事場へ行くと

玲くんがもうすでに待っていた


「玲くん、どうし─…」



どうしたの?と聞くよりも前に

玲くんが突然私にキスをした



「なっ、ちょっ、えっ…!?」



突然のことにびっくりして

私があたふたしていると



「顔真っ赤、すげー可愛い」



と言って、私の右手を

ぎゅっと掴んだ

なんだか今日の玲くんは

どこかおかしい