ポツ、ポツと話し出した那子に視線を向ける。
「悠希と水瀬って、なんなの?」
頬杖をついて、変なことを言い出す。
「「はぁ?」」
なんなの?って、ねぇ……?
思わず千暁と顔を見合わせた。
間抜けな顔の千暁と、苦笑いの信一郎。
「言ってなかったっけか?」
「あ、いや、幼なじみってのは知ってる」
「うん、わかってんじゃん」
「それ以上でも以下でもないよ」
「付き合ってないんだよね?」
「こんな大食い趣味じゃない」
「こんな変態趣味じゃないよ」
同時に否定した私と千暁。
「は?今なんつった?」
「千暁こそ、今大食いって言った?」
「やめなよ、二人とも」