私のはじめてを君に。



「そんな怒んなよ」


「うっせー」


どっちがお兄ちゃんなのか分かんないような会話。


二人、声が似てるから尚更。


「で?兄貴はもう童貞卒業したの?」


「放っとけ」


「あれれ?まだ童貞なんすか?」


「悪いか」


超仲良しじゃん。


なにが反抗期よ。


「んで?何の用」


「泰斗が顔真っ赤にしてたから、ナニしてんだろうなーって気になっただけ」


「だからって中まで入ってくんなよ」


「思春期なもんで」


「意味わかんねーよ」


そっと布団から顔を出して様子をうかがうと、そうちゃんは自分の部屋かのようにソファで寛いでいる。


「続きどーぞ?」


「誰がするかアホ」