私のはじめてを君に。



んーと……


千暁のテーブルにたたんで重ねられてる千暁のジャージを手に取り、自分の服をそっと脱ぐ。


脱いだ服をその場に適当に置いて千暁のジャージを勝手に拝借。


「お邪魔しまーす」


千暁の隣にお邪魔して、ベッドに寝転がる。


千暁は少し潔癖性なところがあるから、キチンと着替えたし、頭の下にタオルをひいて……


これで完璧!


さあ、寝よう!


吉岡と話しててもなんだか張り合いないし……


気を使うだけだったな……


はぁ、疲れた。


「千暁」


会いたかった。


いつもされてるんだから、少しくらいいいよね?


ちゅっ、と少し開いた千暁の唇に自分の唇を重ねる。