「少なそうだよな」


「推測?」


「ん」


パキッと割り箸を割って、先に運ばれてきた餃子に手をつける千暁。


あんまり桜とご飯食べないのかな。


「つーか悠希が食いすぎなんじゃない?」


「ふぁ?」


熱い餃子を冷ましてたせいで変な声出ちゃった。


「だって俺と同じくらい食べんじゃん」


「ほとんど一緒に育ったんだから仕方ないよ」


「その割には小せぇな」


頭に千暁の大きな手が乗る。


そりゃあ、千暁に比べれば小さいさ。


私は女の子なわけだし。


「女の子だもん」


「この話してると悠希は女だけどめっちゃ食べる、たけど小さい、女だからって流れの無限ループだわ」


「私もそう思う」