私のはじめてを君に。



何度も?


「ごめん……気づかなかった」


「水瀬くんて、なんだよっ……」


「だって、」



「"好きだった"って、なんだよ!」



え……?



「なに、一人で告白して、逃げてくんだよっ…なんで過去形なんだよ!」



そ、そんなに怒られても……



「ご、ごめん……あの、」



「俺だって、……」



"俺だって"?


続きを待つ。



「っ…………そんなことはいい」



前髪から水がポタポタと垂れる。


「悠希、正直に答えろ」


「……うん」


「まだ俺のことが好きか?」



…………うん、と即答しようとしたのを慌てて飲み込む。


これは、どう答えればいいんだろう。


頭をフル回転させる。